脳神経外科学講座

 

A. 研究課題の概要

 

1. 悪性脳腫瘍の治療の開発 (吉井與志彦)

1) 悪性脳腫瘍に対するタ−ゲッテイング治療法の開発研究

(1)画像学的診断:

 CT, MR画像での増強, 非増強域の悪性度診断, Tl/MIBI-SPECTによる治療前, 後の腫瘍のviability 診断の可能性を明かにし, 現在はMIBI-SPECTによる体外的な腫瘍の増殖率診断の研究に発展させている。

(2)生物学的診断:

 ヒト脳腫瘍は悪性程増殖期細胞が多く出現することを数値で示し, 腫瘍血管とそれに養われる細胞との関係を明かにし, 血管から最も離れている腫瘍細胞までの距離を示し各腫瘍に合った抗癌剤の使用を指摘し, 近年ではImage CytometryによるDNA ploidyの解析的研究と細胞内の治療抵抗性因子との関連, さらには放射線・化学療法感受性とフリーラジカル及びそのScavengerの役割に関する研究を行ってきた。今後は種々の治療法に対して, 腫瘍細胞内に発現するScavenger (治療抵抗性因子) の発現機序を遺伝子レベルで解析し, 治療応用に持って行く。

(3)治療:

 外科的切除後の残存腫瘍の治療に1)放射線治療に於ける殺腫瘍効果と正常脳障害の研究, さらには陽子線治療法の研究, 2)化学療法では抗癌剤の超選択的動注療法, 抗癌剤の腫瘍動態にあった理論的投与法の開発研究を行なっきた。現在は, 術前の画像情報にもとずいて, Neuronavigatorを用い, 正常脳機能温存を測りつつ, radical extensive surgeryを行い, 術後補助療法は, 1. LINAC radiosurgery (平10年購入予定) と放射線増感nicotinamide併用やEGR-1, Bax遺伝子操作による遺伝子療法併用治療法の開発 (定位的放射線・遺伝子併用療法), 2.インジウム (In) でラベルした抗癌剤の腫瘍内濃度をSPECTにて定量的に診断し, 治療する効率的治療法の開発 (invivo抗癌剤定量治療法), 3.ヒト繊維芽細胞に腫瘍細胞のP-53変異遺伝子を導入し, 繊維芽細胞が発現した抗原性を認識・記憶するCD4-,CD8-リンパ球を大量生産して患者に投与する養子免疫療法の開発 (変異P-53誘導CTL療法), 4.liposomeに磁性体を封入し, liposome表面にヒト白血球モノクロナール抗体を付け腫瘍組織に取り込ませた後, MRI診断後に, MRI磁場とliposomeから腫瘍細胞内に移行した磁性体との反応で温熱効果を得る治療法の開発 (リポゾーム温熱治療法) を行い, 将来的には4種類の異なった治療法を包括的に用いるタ−ゲッテイング治療法を指向している。

2) グリオーマ細胞増殖能に対するVitamin K2の抑制効果 (孫, 吉井, 宮城)

 近年, 腫瘍細胞を薬物によって分化誘導したり, アポトーシスを誘導して細胞増殖を制御する治療法が注目されている。Vitamin K2と活性化Vitamin D3には細胞増殖抑制作用のあることが報告されたが,Glioma cellに対するVitamin K2の効果はまだ報告されていない。また, 両剤の併用による細胞増殖抑制作用に関する報告はない。我々はGlioma cell を用い(1)活性化Vitamin D3とVitamin K2の細胞増殖抑制効果と(2)VitaminK2が抗癌剤との併用相加的に増殖抑制効果を認めた。 (3)Vitamin K2添加細胞からDNA ladder pattern が見られ, Vitamin K2はアポトーシスを誘導し細胞増殖を抑制すると考えておる。(4)さらにVitaminK2の細胞増殖抑制効果はGlutamateに増強したより, フリーラジカルはVitamin K2の細胞増殖抑制作用に関与することも示唆する。

 今後, モノキューラのメカニズムと臨床応用の可能性をを究明したいと思う。

 

2. 悪性脳腫瘍の治療についての基礎的研究, 松果体部腫瘍, 良性脳腫瘍の臨床的研究 (宮城航一)

 1989年来, 悪性脳腫瘍の基礎研究を行っている。悪性神経膠腫に対する養子免疫療法と遺伝子治療が研究の主題である。遺伝子治療については1993年来, 本学ウイルス学教室との共同研究である。その他, 腫瘍病理, 各種脳腫瘍の放射線治療について研究している。後者については放射線科の協力を得て研究している。

1) 悪性グリオーマに対する遺伝子治療の基礎的研究 (宮城, 孫, 吉井, ウイルス学教室, 福永, 只野, 馬)

 レトロウイルス由来のプラスミドベクターをもちいて悪性神経膠腫細胞に目的遺伝子(Suicite Gene)を導入し治療する基礎研究と悪性グリオーマにたいする外来遺伝子導入による腫瘍ワクチンの研究を行っている。前者ではとくにBy stander cell killingについて検討した。遺伝子治療の基礎的研究は平成6, 7年度の科学研究費の課題であったが(宮城, ウイルス学教室:牧野)がその研究成果は脳神経外科ジャーナルに誌上発表した.後者については外来遺伝子, costimulating signal (2nd signal) としてB7 geneをretrovirus plasmid vectorを使ってglioma cellに導入, 腫瘍ワクチンとして治療応用の可能かラットを用いたin vivoの基礎実験を行った。本研究は平成8〜10年科研費 (基盤C) 補助 (代表:宮城航一)を受けている研究である。ラットの悪性グリオーマ細胞であるRG2, C6, T9, 9L細胞に遺伝子導入。T9, T9pLXEN-B7をFischer ratに, C6, C6-pLXEN-B7をWister ratの移植して3週間観察し, 腫瘍を摘出しサイズ, 病理学的な違いを検討をした。重量計算でT9/Fischerについては遺伝子導入を行わなかった腫瘍は6.3gm, これに対し遺伝子導入腫瘍は1.9gmであった。一方C6/Wisterでは遺伝子導入を行わなかった腫瘍は10.6gm, これに対し遺伝子導入腫瘍は3.6gmと明かに遺伝子導入腫瘍で腫瘍サイズは小さかった。病理所見は遺伝子導入腫瘍で免疫担当細胞の浸潤が多く観察され, 免疫担当細胞が腫瘍の増殖を抑制していると判断した。平成11年度は(1)サイトカインの併用, (2)同一個体で遺伝子導入グリオーマ細胞が免疫を誘導して野性株のグリオーマ細胞の増殖を抑制したり, 治癒せしめるか検討する, (3)脳移植で(1)の効用と(2)を確認する実験を計画している。

2) 悪性脳腫瘍の薬剤感受性テスト (宮城, 孫, 吉井)

 患者から採取したグリオーマ細胞を培養し, 各種抗癌剤を作用させ, MTT assayにより腫瘍の抗癌剤に対する感受性を検討した。臨床でよく用いられるdexamethasoneが抗癌剤の抗腫瘍作用にどう影響するかについても調べたが, 腫瘍によって抗腫瘍効果を減じることが分かった。結果は日本脳腫瘍カンファランスで発表した。

3) 松果体部腫瘍の臨床研究

 松果体部腫瘍に対する放射線治療法の臨床研究については松果体部の胚芽腫に対するdiagnostic radiation therapyの線量の検討, 松果体部腫瘍の水頭症管理についてまとめた (宮城, 放射線科:小川, 戸板)。結果は小川がInt Clin Oncolと脳神経外科速報死に誌上発表した。

4) 下垂体腫瘍の臨床研究

 下垂体腫瘍と鑑別の難しい疾患としてlymphocytic hypophysitisがあるが, これをlymphocytic infundibulo-hypophysitis with diabetes insipidusとlymphocytic adenohypophysitis related to pregnancy or deliveryに分類, 新疾患概念を提唱, 日本脳神経外科学会総会に発表し, かつ脳神経外科に誌上発表した。

 

3. 臨床領域では脳血管障害全般, 機能的脳神経外科 (不随意運動, 疼痛, てんかん, CT guided brachytherapy, frameless 手術支援装置 (Neuro-SAT) を用いた手術), 小児脳神経, 外傷を主たる研究対象領域としている (山城勝美)

1) 脳血管障害の外科 (山城, 原国, 石川, 与那覇, 石田, 金城)

脳血管障害領域ではとくに脳循環動態や血管反応性などを電気生理学的な面から術前, 術中, 術後の検討を行っており, The 9th Asian-Australasian Congress of Neurological Surgery において”Examination of cerebral hemodynamics in patients with moyamoya disease"の演題で発表。また, くも膜下出血による脳血管攣縮に対する治療では脳槽灌流, 塩酸パパベリンの動脈内投与など種々の試みを行っている。 さらに, これらの疾患とMRI, 神経心理などを用いることによる高次脳機能の臨床的検討の共同研究を (放射線科, 精神神経科, 教養部心理学) 行っている。

2) 機能的脳神経外科 (山城, 原国, 石田, 石川, 与那覇)

○機能的脳神経外科領域では, 不随意運動症や慢性疼痛の機序解明と有効な治療法を, また, 遷延性意識障害に対する治療と機序解明を中心に検討を行っている。これら不随意運動症や慢性疼痛の症例では , 術中, 微小電極を用いて視床核の細胞外ユニットを記録し, これをもとにした機能解明と治療法の選択 (電気刺激治療などを含む) を行っている。また, 慢性疼痛については疼痛モデル動物を作成し種々のリセプターレベルの検討を行い, 臨床例への応用を検討している。

○遷延性意識障害に対する治療と基礎的検討も行っており, これまで14例に脊髄電気刺激を行い, 約40%に有効であった。

○脳腫瘍に対する放射性AuやIridiumを用いたCT guided interstitial brachytherapyが放射線科との共同で進行中である (国内学会で発表)。

○Frameless 手術支援装置 (Neuro-SAT) を用いた手術については, これまでに70例以上に本装置が用いられ, 国内学会4, 国際学会2の発表がなされた。 

3) 基礎的研究 (ウイルス学, 第二生理学, 第二生化学教室, 遺伝子実験施設, DENAVEC研究所との共同研究)

1) 不随意運動症 (パーキンソン病) をtargetにした遺伝子導入細胞による治療の基礎的検討が本学遺伝子実験施設および筑波DENAVEC研究所との共同研究 (石田, 長嶺, 村井, 佐伯, 山城) が現在進行中で in vivo への応用を目指した検討が行われている。

2) 疼痛モデルラットを用いて慢性疼痛の発現機序についての基礎的検討を行っている(山城)。

3) 老化やアポトーシス (apoptosis) に関与する遺伝子についての検討をプルシネリモデルラットを用いて行っている。

4)脊髄損傷モデル動物におけるモノアミン, アミノ酸, protooncogene, 神経栄養因子, 誘発電位などの変動について検討を行っている (山城, 石田)。

 

4. 主に脳腫瘍を対象とした臨床及び神経病理学的研究 (斉藤厚志)

 原発性脳腫瘍の種類は非常に多く, かつ個々の発生頻度が稀なものが少なくないことから, 新しい疾患単位の確立も最近まで続き, その病理組織学的分類法は未だ確定的なものにはなっていない。その内で最も多いのが, 約30%を占めるgliomaである。この中では, astrocytic tumorsが約80%を占めているが, 次に多いoligodendrogliomaは約7%であり, 頻度の点ではかなり少ない。従って, astrocytic tumorsの臨床および病理組織学的研究は従来重点的に行われてきたが, oligodendrogliomaに関しては未研究の部分が大きい。特に臨床脳神経外科学および病理診断学的に問題となっているのは, その悪性度分類法が確立されていないことと, 疾患特異的なマーカーがないことである。群馬大学第一病理学教室で, 上記の神経病理学的研究を行った。

 

5. 血管内手術, 頭蓋底・脊髄外科 (原国毅)

1) 血管内手術

 悪性グリオーマ再発例に対して,腫瘍栄養動脈に直接カテーテルを挿入後,抗癌剤動注を行っている。その際,腫瘍へ流入する血管のみを広げて,選択的に抗癌剤が腫瘍に移行する物質を現在検討中である。破裂・未破裂脳動脈瘤,内頸動脈海綿静脈洞瘻,脳脊髄動静奇形に対して,近年開発されたGDC coil等を用いた血管内手術を行う。破裂動脈瘤術後に生じる脳血管攣縮に対して,血管攣縮を起こしている部分の近位部へ直接カテーテルを挿入後,塩酸パパベリンの投与を行い,血管攣縮によって起こる脳虚血症状を改善する。頭頚部血管の狭窄病変に対して,バルーンによる拡張,またはステント留置を行う。

2) 頭蓋底・脊髄外科

 頭蓋底・脊髄の正常微小解剖と病態の究明を行い,各頭蓋底・脊髄病変に対して正常組織を損傷しないようにまたその機能を温存した顕微鏡下手術の検討を行う。

 

6. 神経疾患に対する細胞移植, 遺伝子治療の研究 (石田昭彦)

1) 遺伝子治療用新規ベクターの開発

これまで遺伝子治療に頻用されてきたレトロウイルスベクター (RV) をさらに実用化にむけて改良したシュードタイプレトロウイルスベクター (PRV) の開発を行っている (ベンチャー企業との共同研究)。またHIVをベクター化して神経細胞への遺伝子導入の検討を行っている (米国国立衛生研究所NIHとの共同研究)。

2) 神経幹細胞の確立

 神経細胞の分化のもとである神経幹細胞を採取, 培養し様々な神経疾患 (脳梗塞, 脊髄損傷, Parkinson病など) の治療用移植細胞としての開発に取り組んでいる(NIHとの共同研究)。

3) Parkinson病 (PD) に対する細胞移植, 遺伝子治療の基礎研究および臨床応用への検討

 これまでRVを用いてPDに対する治療用遺伝子導入細胞を開発し動物実験で成果を収めている (ex vivo gene therapy)。また新たに開発したPRVを用いてin vivo gene therapyの検討を行っている。脳内移植の新たな技術としてマイクロカプセルを用いたdrug delivery systemの検討も行っている (cell therapy)。これらの研究は数年後の臨床応用へ向け, NIHおよびベンチャー企業と研究開発に取り組んでいる。霊長類での検討後, 臨床治験の申請を行う予定である。

 

 

B. 研究業績

 

1. 原著

G97001: 鈴木謙介, 鶴嶋英夫, 吉井與志彦, 山田雄三, 坪井康次, 能勢忠男 (1997) 一過性に画像学的軽快をみたanaplastic astrocytomaの1例. 脳神外科 25 661-664.

 

G97002: 鶴嶋英夫, 亀崎高夫, 野口昭三, 吉井與志彦, 能勢忠男 (1997) Metaplasticbone formation を伴う脳室内腫瘍の1例. 脳神外科 25 949-952.

 

G97003: Takano S, Wadhwa R, Yoshii Y, Nose T, Kaul SC, Mitsui Y (1997)Elevated levels of mortalin expression in human brain tumors. Exp Cell Res 237 38-45.

 

G97004: 宮城航一, 六川二郎, 銘苅晋, 福永利彦, 牧野芳大, 新垣栄, 只野昌之, 馬紹平, 赤城剛, 他1名 (1997) 悪性グリオーマに対する遺伝子治療の基礎的研究 -Bystander effectにおけるギャップ結合作用物質の検討-. 脳神外ジャーナル 6 22-30.

 

G97005: 宮城航一, 新垣辰也, 伊藤壱裕, 古閑比佐志, 銘苅晋, 金城利彦, 新垣有正, 仲宗根進 (1997) 新疾患概念としてのlymphocytic infundibulohypophysitis with diabetes insipidus. 脳神外科 25 169-175.

 

G97006: Ogawa K, Toita T, Kakinohana Y, Yamaguchi K, Miyagi K, Kinjo T, Yamashiro K, Sawada S (1997) Radiation therapy for intracranial Germ cell tumors: Predictive value of tumor response as evaluated by computed tomography. Int Clin Oncol 2 67-72.

 

G97007: 仲宗根進, 與那覇博克, 新垣辰也, 藤本俊一郎, 宮城航一, 六川二郎 (1997) PTA (Percutaneus Transluminal Angioplasty) と椎骨動脈-総頚動脈吻合術を行った椎骨動脈狭窄症の1例. 沖縄南部病医誌 4 32-36.

 

G97008: 小川和彦, 戸板孝文, 宮城航一, 垣花泰政, 澤田敏:松果体腫瘍の放射線治療 -CTによる腫瘍縮小率を用いた局所制御の予測-. 脳外速報 7 559-562.

 

G97009: Yamashiro K, Tomiyama N, Ishida A, Terada Y, Mukawa J, Yoshii Y,Tasker RR, Albe-Fessard D. (1997) Characteristics of neurons with high-frequency discharge in the central nervous system and their relationship to chronic pain: Experimental and clinical investigations. Stereotac Func Neurosrug (in press)

 

G97010: 百次仁, 六川二郎, 山城勝美, 石川泰成, 奥山久仁男, 戸田隆義 (1997) 後頭蓋窩硬膜動静脈奇形の組織学的検討. 脳神外科 25 137-142.

 

G97011: 百次仁, 六川二郎, 山城勝美, 金城利彦, 崎原永辰, 原国毅, 掘川恭偉 (1997) Direct CCF に対するプラチナ製マイクロコイルを用いた経動脈的塞栓術. 脳と神 49 85-91.

 

G97012: 松居徹, 藤原悟, 高橋明, 塩貝敏之, 上田守三, 大平貴之, 竹内栄一, 横山哲也, 山城勝美, 他3名 (1997) 重傷脳脊髄損傷による慢性期重傷意識障害に対する治療. 脳神外ジャーナル 7 14-23.

 

G97013: Kinjo T, Mukawa J, Koga H, Shingaki T (1997) An extensive cranialbase meningioma extending bilaterally into Meckel's cave: case report. Neurosurgery 40 615-7. discussion 617-8.

 

G97014: Saito A, Nakazato Y, Hirato J, Sasaki A, Yokoo H, Yamaguchi J, Shimizu T (1997) Intracytoplasmic chromophobe inclusion bodies in ananaplastic meningioma. Acta Neuropathol 93 421-425.

 

G97015: 原国毅,六川二郎,金城利彦,銘苅普 (1997) 思春期早発症で発症したgonadotropin産生下垂体腺腫の3歳女児例. ホルモンと臨 45 155-158.

 

G97016: 石田昭彦 (1997) Parkinson病の ex vivo 遺伝子治療 に用いるベクターの改良. Prog Med 17 199-206.

 

G97017: 石田昭彦, 山城勝美, 六川二郎 (1997) パーキンソン病の脳内移植遺伝子治療. BIO Clinica (バイオクリニカ) 12 61-65.

 

2. 総説

S97001: 吉井與志彦 (1997) 陽子線Radiosurgeryとラジカル反応増強法併用による脳腫瘍治療の研究. 平成8年度科研費補助金(一般C)研究成果報告書 1-15.

 

S97002: 吉井與志彦 (1997) 未知なる世界へ. 脳神経外科 25 1065-1066.

 

S97003: 宮城航一 (1997) 悪性脳腫瘍に対する遺伝子治療. 六川二郎教授退官記念業績集 pp134-143.

 

S97004: 山城勝美 (1997) 脳神経外科領域における定位的手術手技の応用. 六川二郎退官記念業績集 pp120-129.

 

S97005: 金城利彦 (1997) 頭蓋底外科手術の実際. 六川二郎退官記念業績集 pp144-149.

 

S97006: 石田昭彦, 山城勝美, 吉井輿志彦 (1997) Parkinson病の遺伝子治療. 内科80 960-961.

 

S97007: 石田昭彦 (1997) パーキンソン病に対する遺伝子治療. 六川二郎退官記念業績集 pp130-133.

 

S97008: 中田宗朝, 六川二郎, 金城利彦, 山城勝美, 豊見山直樹, 根路銘国政 (1997) 手術支援システム“ニューロサット”を応用した側頭葉てんかんの手術手技の開発. てんかん治療研究振興財団研究年報第9集 9 176-181.

 

3. 著書

T97001: Yamashiro K, Mukawa J (1997) Evoked potential recording in functional neurosurgery. Part II Correlation of microstimulation, single-unit recording, and averaged evoked potentials. In Gildenberg and Tasker (Eds). Textbook of Stereotactic Functional Neurosurgery, McGraw Hill, New York, 925-933

 

4. 報告

H97001: 柴田靖, 吉井與志彦, 能勢忠男, 佐藤始広 (1997) 99mTc-MIBI SPECTによる脳腫瘍の悪性度診断 (第4報) 初発時と再発時の比較検討. 日本脳神経CI研究会抄録集 1.

 

H97002: 吉井與志彦, 趙大文, 高野晋吾, 坪井康次, 土田幸広, 能勢忠男 (1997) 再発脳腫瘍における治療抵抗性因子獲得の病理学的検討. 日本脳腫瘍病理学会抄録集 4.

 

H97003: 吉井與志彦, 宮城航一, 孫連坤, 趙大文, 能勢忠男 (1997) 神経膠腫における治療抵抗性因子の発現程度と治療予後との関連。第6回日本脳腫瘍カンファレンス抄録集 106.

 

H97004: 豊見山直樹, 山城勝美, 吉井與志彦 (1997) クリッピングしえた外傷性内頚動脈瘤の1例. 第45回沖縄県医師会医学会脳神経外科分科会抄録集 3-4.

 

H97005: 宮城航一, 伊藤壱裕, 金城利彦, 吉井與志彦, 高良英一, 嶺井進 (1997) 新疾患概念としてのLymphocytic infundibulohypophysitis with diabetes insipidusの提唱. 第56回日本脳神経外科学会総会抄録集 288.

 

H97006: 宮城航一, 吉井與志彦, 孫連坤 (1997) MTT assayによる悪性グリオーマの抗腫瘍剤感受性テスト -Dexamethasone, b-caroteneの抗腫瘍剤の細胞障害性に対する影響-. 第6回日本脳腫瘍カンファランス抄録集 107.

 

H97007: 仲宗根進, 與那覇博克, 奥山久仁男, 宮城航一 (1997) 三又神経痛に対する硬膜吊り上げによる神経血管減圧術. 第45回沖縄県医師会医学会脳神経外科分科会抄録集4.

 

H97008: Yamashiro K, Tomiyama N, Ishida A, Terada Y, Mukawa J, Tasker RR, Albe-Fessard D (1997) Character of neurons with high-frequency discharge inthe central nervous system and chronic pain: Experimental and clinicalinvestigations. XIIth Meeting of the World Society for Stereotactic and Functional Neurosurgery. Abstract of Oral presentations 25-26.

 

H97009: Yamashiro K, Tomiyama N, Ishida A, Terada Y, Mukawa J (1997) Observation of aminoacids, expression of c-myc m-RNA and cyclin D1 in theacute stage of injured rat spinal cord. 11 thInternational Congress of Neurological Surgery. Clinical Neurology and Neurosyrgery s-143.

 

H97010: 寺田幸平, 六川二郎, 山城勝美, 金城利彦, 豊見山直樹, 原国毅, 伊藤壱裕 (1997) 脊髄硬膜外電気刺激の刺激条件と局所脳血流との関係. 第6回意識障害の治療研究会抄録集.

 

H97011: 伊藤壱裕, 六川二郎, 山城勝美, 石川泰成, Griffin WST (1997) 前方アプローチを用いた下オリーブ核損傷による損傷周囲ならびに小脳でのアストロサイトの時間的空間的反応の特性. 第24回日本脳科学会抄録集 34.

 

H97012: 豊見山直樹, 六川二郎, 山城勝美, 中嶋安嗣, 武居洋 (1997) 一過性脳虚血後のラット海馬におけるcyclins および cyclin-dependent kinases の発現. 第24回日本脳科学会 40.

 

H97013: 山城勝美, 豊見山直樹, 寺田幸平, 石田昭彦, 六川二郎, 吉井與志彦 (1997) 脳病変に対する3-D誘導下frameless 定位手術支援装置を用いた手術. 九州・山口機能的神経外科セミナー抄録集.

 

H97014: 山城勝美, 豊見山直樹, 石田昭彦, 佐久田治, 金城利彦, 六川二郎, 吉井與志彦, 澤田敏 (1997) 脳深部Gliomas に対するCT-guided stereotactic brachytherapy. 第2回日本脳腫瘍の外科研究会抄録集 49.

 

H97015: 山城勝美, 豊見山直樹, 石田昭彦, 寺田幸平, 六川二郎, 吉井與志彦 (1997)脳梁とてんかん発作 -ネコにおける基礎的検討-. 第31回日本てんかん学会抄録集 37.

 

H97016: 山城勝美, 豊見山直樹, 石田昭彦, 寺田幸平, 六川二郎, 吉井與志彦 (1997) Minimally invasive stereotactic surgery における微小電極法 -電気生理学的データの活用-. 第36回日本定位脳手術研究会抄録集 48.

 

H97017: 山城勝美, 豊見山直樹, 石田昭彦, 寺田幸平, 佐久田治, 六川二郎, 吉井與志彦 (1997) 遮断痛(deafferentation pain) と中枢神経電流刺激 -基礎的および臨床的検討-. 第56回日本脳神経外科学会抄録集 273.

 

H97018: 原国毅, 六川二郎, 金城利彦, 銘苅晋, 具志堅美由紀 (1997) 思春期早発症で発症したgonadotropin産生下垂体腺腫の3歳女児例. 第7回日本間脳下垂体腫瘍研究会抄録集 94.

 

H97019: 原国毅, 六川二郎, 山城勝美, 寺田幸平, 小嶺幸弘, 柊山幸志郎 (1997) 硬膜内髄外腫瘍と鑑別困難であった頸髄髄内astrocytoma の1例. 第12回日本脊髄外科研究会抄録 83.

 

H97020: 原国毅, 石川智司, 豊見山直樹, 金城利彦, 宮城航一, 吉井與志彦 (1997) 小児眼部横紋筋肉腫の一例. 第67回日本脳神経外科学会九州地方会抄録集 36.

 

H97021: 原国毅, 金城利彦, 石川泰成, 崎原永辰, 寺田幸平, 宮城航一, 吉井與志彦, 六川二郎 (1997) 頭蓋内結核腫5例の検討. 第56回日本脳神経外科学会総会抄録集 184.

 

H97022: 石田昭彦, 山城勝美, 六川二郎 (1997) Parkinson病に対するex vivo遺伝子治療 -遺伝子導入線維芽細胞を用いたモデルラットでの検討. 平成9年度公開シンポジウム“生体への遺伝子導入と治療への展望”(病態解析と遺伝子治療).

 

H97023: 石田昭彦, 山城勝美, 寺田幸平, 豊見山直樹, 孫連坤, 六川二郎 (1997) Tyrosine hydroxylaseとGTPcyclohydrolazeIの共発現による自発性L-dopa産生線維芽細胞の確立 -遺伝子工学を用いた新たな治療法の確立. 第5回カテコールアミンと神経疾患研究会抄録集 10.

 

H97024: 石田昭彦, 山城勝美, 吉井與志彦 (1997) 改良型(シュードタイプ)レトロウイルスベクターの開発と展望. 第96回琉球医学会.

 

H97025: 石田昭彦, 山城勝美, 六川二郎 (1997) パーキンソン病のex vivo 遺伝子治療の可能性. 第24回日本脳科学会 シンポジウム -神経移植- 抄録集27.

 

H97026: 石川智司, 豊見山直樹, 金城利彦, 宮城航一, 吉井與志彦, 百次仁 (1997) 透析患者に併発した頭蓋咽頭腫の一例. 第66回日本脳神経外科学会九州地方会抄録集 14.

 

H97027: 石川智司, 宮城航一, 吉井與志彦 (1997) 頭蓋内転移を来たした類上皮肉腫の1例. 第45回沖縄県医師会医学会脳神経外科分科会抄録集 2-3.

 

H97028: 與那覇博克, 吉井與志彦, 宮城航一, 原国毅 (1997) 腫瘍内出血を伴った悪性黒色腫の1例. 第45回沖縄県医師会医学会脳神経外科分科会抄録集 2.

 

H97029: 與那覇博克, 吉井與志彦, 宮城航一, 原國毅 (1997) 播種性転移を生じた松果体部yolk sac tumorの1例. 第46回沖縄県医師会医学会脳神経外科分科会抄録集 3.

 

H97030: 仲宗根進, 奥山久仁男, 與那覇博克, 新垣辰也, 神谷聰, 下地善久 (1997) 聴力が温存できた聴神経腫瘍の2症例. 第46回沖縄県医師会医学会脳神経外科分科会抄録集 4.

 

H97031: 與那覇博克, 仲宗根進, 新垣辰也 (1997) 視束管解放術で著明な視力の改善が得られた外傷性視神経損傷の1例. 沖縄医会誌 36 62.

 

H97032: 金城繁正, 原国毅, 山城勝美, 吉井與志彦 (1997) 巨大頚部内頚動脈瘤の一例. 第46回沖縄県医師会医学会脳神経外科分科会抄録集 1.

 

H97033: 孫連坤, 六川二郎, 山城勝美, 豊見山直樹, 佐久田治 (1997) 脳虚血時の脳組織におけるグルタチオンの変化及び人参花蕾サポニンの効果. 第24回日本脳科学会抄録集41.

 

H97034: 孫連坤, 吉井與志彦, 宮城航一, 石田昭彦 (1997) グリオーマ細胞増殖能に対するVitamin D3とVitamin K2の抑制効果. 第6回日本脳腫瘍カンファランス抄録集88.

5. その他

M97001: 吉井與志彦 (1997) 脳腫瘍とてんかん. 第16回沖縄てんかん学術講演会.

 

M97002: 石田昭彦, 山城勝美, 六川二郎 (1997) Parkinson病の遺伝子治療の可能性; Tyrosine hydroxylaseとGTPcyclohydrolase Iの共発現によるL-dopa産生初代線維芽細胞の確立, 第1回GTPcyclohydrolase I研究会抄録集 5.