動物実験施設

 

A.研究課題の概要

1.動物由来Helicobacter属菌に関する研究

 ネコ由来のH. felis CS1株、ラット由来H. muridarum ST1株、フェレット由来H. mustelae 4298株、そして臨床分離H. pylori株を対象としてSDS-PAGE用いての菌体タンパク質の分析、Western Immunoblottingを用いての共通抗原タンパク質の分析を行っている。とくに、病原性との関係からウレアーゼの構成タンパク質について検討を行っている。

 

2.医・歯・薬学系大学での実験動物学教育に関する研究

 全国の医学系、歯学系、薬学系の学部・単科大学、計156校を調査対象として実験動物学教育の現状を調査した。その結果は、現在、英国の実験動物学雑誌に投稿中である。また、本学での実験動物学教育についてもまとめた。

 

3.動物実験施設の環境統御に関する研究

 本年度は、施設内に設置されている自動火災受信機の過去10年間の作動状況について調べ、誤作動の原因とその対策についてもまとめた。次年度以降も動物実験施設の適正な環境統御を実現するために、さらに研究を継続する予定である。

 

 

B.研究業績

1.原著

G9601: 井上文英, 松山玲子, 上田智之, 小杉忠誠 (1996) Helicobacter属菌(H. felis, H. muridarum, H. mustelae)の形態と構成タンパクの比較. 医と生物 132(5) 247-250.

 

G9602: 古閑敏徳, 当銘由承, 金城清徳, 上田智之, 小杉忠誠(1996) 琉球大学医学部附属動物実験施設における自動火災受信機の作動状況. 実験動物技 31(1) 83-88.

 

4.報告

H9601: 井上文英, 松山玲子, 上田智之, 小杉忠誠 (1996) Helicobacter属菌の比較生化学的検討. 生化学 68(7) 912.