実験実習機器センター


A.研究課題の概要

 1. 鳥類及び水棲生物のヘモグロビンの分子進化の研究
 ヘモグロビンの分子進化及び機能に関する興味より, 鳥類及び水棲生物を中心に研究を進めている。 鳥類のヘモグロビンの研究においては, 特にキジ科を構成している各亜科の関係を明らかにしつつある。 また, アシカやアザラシなどの水棲生物のグロビンについて解析を進めているところである。
 2. グロビン遺伝子の構造と発現調節の研究
 鳥類グロビンは, 多くの種が2種類のヘモグロビンを持っている。 しかし, ハトにおいては1種類のヘモグロビンしか発現していない。 これらの事より, 構成成分であるαグロビン鎖の発現などに差が有るが, 未だに(ヘモグロビン遺伝子構造が分かっていなかった。 現在までに, (グロビン遺伝子を解析した結果, 他の鳥類と同様に少成分に相当する(グロビン遺伝子を持っている事が明らかにした。  また, このグロビンは, ふ化直前においても発現していることを確認できたため, 今後は, これらの差異がどのような発現調節を介してなされているかを解析して行く予定である。

B.研究業績

 1. 原著
G9501: Eguchi Y, Tsuyoshi Ikehara, Susumu Kayo, Tomoko Eguchi, Takei H (1995) Amino acid Sequence of the α-and β-Polypeptide Chains of the Turkey (Meleagris gallopavo) Hemoglobin. Bio Chem Hoppe-Seyler 376 437-440.
G9502: Nakashima K, Eguchi Y, Nakasone N (1995) Characterization of Enterotoxin Produced by Vibrio cholerae O139. Microbiol Immunol 38 87-94.
G9503: Oshiro C, Takasu N, Wakugami T, Komiya I, Yamada T, Eguchi Y, Takei H (1995) Seventeen a-Hydroxylase Deficiency with One Base Pair Deletion of the Cytochrome P450c17 (CYP17) Gene. J Clin Endocrinol Metab 80 2526-2529.
 4. 報告
H9401: 江口幸典, 池原強, 嘉陽進, 武居洋 (1995) キジ亜科ヘモグロビンの分子進化について. 生化学 67 724.
H9402: 池原 強, 江口幸典, 嘉陽 進, 武居 洋 (1995) (-グロビンアミノ酸配列の比較から見たキキャク類の系統進化. 生化学 67 724.