図書館でコピーをする前に

そのコピー、著作権を侵害していませんか?著作権を守って適切な利用を。

文芸、学術、美術又は音楽の分野で、思想や感情を創作的に表現したものを著作物と呼びます。その著作物を創作した人が著作者です。論文やレポートも著作物ですので、だれもが著作者になりえます。著作権法によって、著作者には、著作物を公表する権利、コピーを制限する権利、公衆送信を行う権利など、さまざまな権利が認められています。そのため、著作者に無断で著作物をコピーすることは著作権侵害です。

著作権法の目的は文化の発展に寄与することです。著作者の努力に報いることが、文化の発展につながると考えられているので、さまざまな権利を著作者に認めています。一方で、教育や調査研究などの利用目的の場合、著作権の一部を制限することも、著作権法は定めています。具体的には、図書館では以下のチェックリスト満たすことで、著作者に許可なくコピーできます(著作権法 第三十一条)。図書館でコピーをする前には必ず確認してください。

コピー前のチェックリスト

  1. 自身の調査研究目的のためであること。(友人の代理でコピーは出来ません。)
  2. 1部のみであること。(複数部のコピーは不可です。)
  3. 著作物の一部分であること。(本1冊全てコピーすることは出来ません。全体の半分以下が目安です。)

だれもが著作者であると同時に著作物の利用者です。自身の権利を守るためにも、他者の権利を不当に侵害しないためにも、著作権を理解し、適切に著作物をご利用ください。著作権に関する参考図書やインターネット上の情報源の一部を以下にご紹介します。

インターネット上の情報源

著作権法(e-Gov)
文化庁. 著作権に関する教材,資料等.
著作権情報センター
学術著作権協会

参考図書

・宮武久佳. 正しいコピペのすすめ : 模倣、創造、著作権と私たち. 岩波書店, 2017.
・福井健策. 18歳の著作権入門. 筑摩書房, 2015.

Published:2020/01/31
Last Updated:2020/01/31