沖縄資料室概要


琉球大学附属図書館の沖縄関係資料の整備
開学から本土復帰まで
 1950(昭和25)年5月の開学以来、本学は地域に開かれた大学として教育の普及を図ると共に、図書館もその理念に沿って、地域住民に館外貸出を行うなど、広く門戸を開放してきました。沖縄関係資料も網羅的な収集を行ない、資料の保存・活用を図ってきました。
 1960(昭和35)年代後半までの収集は内外の公的機関(国会図書館、本土の大学、東大、京大、九大等)の協力や、ロックフェラー財団やアジア財団等の援助を受けて入手しています。その中には「沖縄学の父」といわれた伊波普猷の貴重なコレクションも含まれています。
 1971(昭和46)年4月に、教員で構成される「戦後資料収集委員会」が設置されました。琉球列島米国民政府資料の調査及び収集などを図り、文部省よりUSCAR資料経費として特別援助を受けて膨大な資料を複写で入手、数量は約60万枚に及びました。その後沖縄研究に志向する教員等の協力を得て、沖縄研究資料の複写収集計画を策定、各種機関の協力を受けて、その所蔵資料を複写しました。

本土復帰以降
 昭和52(1977)年から沖縄関係文献資料保存事業が行われ沖縄関係資料の整備が図られました。昭和57(1982)年3月に図書館運営委員会内に「沖縄研究資料調査収集小委員会」を設置、各専門教員で構成し、教員と図書館との連携で計画的な収集が行なわれました(平成23年廃止)。その他、目次・内容を含んだ冊子体目録の改訂増補版、増加版等の発行、検索ソフトの開発等利用方法に効果的な便宜が図られ、内外の研究者、大学院生などの沖縄研究に大きく寄与しています。現在までに約35,000点が収集され、沖縄資料室に保存管理され、副本の一部は開架資料として一般図書同様の扱いで館外貸出も行なっています。